ピアノ教室 大田区 久が原・御嶽山

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先生の日記

第17回ショパン国際ピアノコンクール

今月、ポーランドのワルシャワではショパンコンクールが開催されています。
5年に1回のみ行われる、ピアノ界での大イベントです。

ショパンの命日が10月17日なのですが、その命日の前後3週間ほどかけて、
第1次予選、第2次予選、第3次予選、本選とステージが繰り広げられていきます。

私がショパン音楽院に入学したのは2005年9月でしたが、
そのちょうど翌月に第15回のショパンコンクールが開催されました。
ショパン音楽院には、留学生を含めコンクールに出場するために長く勉強してきた人たちがたくさんいました。
覚悟はしていたものの、別次元のものすごい世界にいきなり飛び込んでしまった私は、圧倒され、
この先の留学生活の厳しさに身が引き締まる思いでした。

憧れのショパンコンクール、私は聴衆として連日聴きに通いました。


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当時の会場の写真。
ワルシャワフィルハーモニーホール。

*PCからだと写真が一部しか表示されないことがありますが、クリックすると全体が表示されます。


コンクールの名の通り、ショパンコンクールはショパンの作品のみを演奏して競います。
出場している人は、世界中のピアニストから選抜された才能あふれる人ばかりで、
1次予選に通った人が上手く、落ちた人が下手であるとか、そういうレベルではありません。

素晴らしい作品を素晴らしいピアニストたちが演奏していくその中で、順位を決めることがなんだか虚しくなってしまい、
個人的に最後はオールショパンプログラムのコンサートとして純粋に楽しんでいました。

第15回のコンクールでは、30年ぶりにポーランド人の優勝者が出ました。
ラファウ・ブレハッチです。
彼の演奏は私も大好きです。


10月17日、ショパンの命日は、いったんコンクールは中休みとなり、
ショパンの心臓が安置されている聖十字架教会で、ショパンを追悼するコンサートが行われるのが恒例です。

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聖十字架教会。


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教会の中のこの柱に、ショパンの心臓が安置されています。

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教会の隣にあった花屋さんでバラを1輪買い、、、

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思うように弾けなくて悩んでいるときや、実技試験の前などはショパンへ献花してお祈りをしていたものでした。
ピンクのバラ、確かワルシャワに到着して一番初めに献花したときのものだった気がします。


ショパンの心臓は、ワルシャワの聖十字架教会に。
ではショパンの身体は・・?


フランス、パリのペールラシェーズ墓地に埋葬されています。

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2006年、秋。


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2007年、夏。



ワルシャワから2度、お墓参りに行きましたが、いつでもショパンのお墓だけ、美しい花々であふれていて。。。
ショパンは世界中の人から愛されているんだなぁ012.gifとお墓の前で感動してしばらく動けなかったのを覚えています。


ショパンコンクールは、インターネットでライブ中継をしています。
時差の関係(日本マイナス7時間)で、仕事中だったり夜中だったりしてなかなか聞けず、今初めて聴いています。

興味のある方はこちらから→http://chopincompetition2015.com/

終了したステージも、このHPやyoutubeで聴くことができます。


今日はなんだか久々にワルシャワの空気が伝わってくるようで、明日はショパンがうまく弾けるかもしれません・・・?012.gif


by kaori_pf | 2015-10-15 01:22 | コンサート・イベント